満員御礼「第21期・木組のデザインゼミナール」
木と木を組み上げて地震に強くあたたかい伝統的な日本の家を手の届く価格で提供したいと願っているワークショップ「き」組の松井郁夫です。
おかげさまで4月14日から始まる「第21期・木組みのデザインゼミナール」が満員になったので御礼のブログを描きました。
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毎年お送りしている「木組のデザインゼミナール」がおかげさまで21期を迎えました。
毎回、参加者の応募人数に気をもんでいるのですが、おかげさまで第21期は定員の20名に達しました。
毎回ひとりひとりの提出課題を講師陣が添削するので、20人定員制となっております。
「木組ゼミ」の特徴は木造住宅の設計を軸組みである「架構から学ぶ」点にあります。一
いまは「大壁」と言われる柱や梁の骨組みを包んで見えなくしてしまう工法が主流ですが、
この講座では「真壁」と呼ばれる柱や梁を見せる「架構」をデザインするという造り方にこだわっています。
日本建築は木材をすべて現しにする「真壁」という「軸組工法」が本来の姿です。
「木組」は大工職人の腕前が問われる仕事です。と同時に木造住宅の設計者が最初にぶつかる構造の壁でもあります。
大工職人は金物に頼らない木と木を組み上げる木組の「継手・仕口」を習得すれば一人前となります。
江戸時代以前から続く伝統の技で、木の「めり込み」と「摩擦」で力を「減衰」することで地震に耐えるという地震国日本に最も適した工法と言えます。
ワークショップ「き」組では「むかし」の仕事をつたえる「古民家」に学び、「いま」現代の建物に活かすし「みらい」につなごうとしています。
「むかしといまをみらいにつなぐ」を理念にこれからも「木組のデザインゼミナール」をスキルアップを目指すみなさんにお届けしたいと思っています。
今年は受講生が定員の20名になりました。受講生の皆さんありがとうございます。
プレカット全盛時代に木の家を架構から学べる講座は本講座しかないようで人気のようです。
講座では古民家の見学をして実測研修や演習課題の提出と添削を行います。
実力のある大工棟梁のお話や省エネルギーを図る温熱講座も用意しております。
受講生の実践力がアップするように講師陣もがんばりますのでよろしくお願いいたします。
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