入門コース5日目「立体造形」「架構の話」
2008年8月10日
入門コース第5回 8月10日
美術講座
「立体造形」
美術講座の最終日は立体造形をしました。
各自で持ってきてもらった手ごろな大きさの自然物を「拡大」して粘土で再現します。
立体をつくり始めるまえ にまず、対象物をしっかり理解するためのワークショップを行いました。3分間かけて目の前のものを拾い、3分間かけて置く。こうすることでいつも見ている ものという先入観を切り離して、「もの」そのものを自分で深く感じます。その後、言葉と絵で画用紙に目の前のものをどんどん書き出していきます。
午後になって立体をつくり始めると、皆さん持参したピーナッツやジャガイモ、木の葉などを一心不乱に造っていました。
講評では「普段見慣れているものをあらためてよく感じとって、理解することができた」「とても新鮮だった」という声も出ました。
美術講座ではそのまま建築の仕事に応用できることを勉強してきました。自分の描いた形を吟味し、敷地を感じて理解し、実務に生かしてください。
木組講座
「架構の話」
小林一元建築設計室 小林 一元
木組講座は講師の小林さんの架構についての話です。
間取りと架構を合致させることは、丈夫で美しく住みやすい家をつくるためにとても重要なことです。
小林さんの実作をスライドで上映しながらの、具体的でためになる講義でした。
講義の後は打ち上げをしました。
ほとんどの人が上級コースに追加の申込みをしているのでこのメンバーで講座はまだまだつづきます。
上級コースでは伏図を描いて、木を数え、材木を注文し、木組の軸組模型をつくることで、木組の家を実際につくるための知識をしっかり身につけます。
ひとまず、お疲れ様でした。