職人の技
職人の技[1]

木組とは?

木組とは、日本に古くから伝わる木の特性を生かした木工技術です。木と木を組む継手・仕口とよばれる接合部は、金物に頼ることなく地震や台風に粘り強い架構をつくります。

木のくせを読む木工技術

木を組み上げていく準備段階として、材木を刻んで、継手・仕口をつくります。木は天然素材ですから、一本一本にちがった特性をもっています。どの木をどこに、どの方向に用いたらよいか、どのような継手・仕口を選んだらいいか、適材適所と言われる所以です。

職人の技[2]

家の骨組みを一気に組み上げる「建て方」

刻み上がった材を現場に持ち込み、番付どおりに家の骨組を組み上げて行く作業を「建て方」と言います。技と呼吸を合わせ、架構ができあがっていく一連の作業は、美しさと力強さにあふれ、大工職人の晴れ舞台です。ワークショップ「き」組では、現場の進行に合わせ、随時建て方見学会を行っています。ニュース欄にてご確認ください。

職人の技[3]

今もいる、すぐれた職人たち

「日本のすぐれた大工技術は社寺建築の世界にしか残っていない」と思っていませんか?そんなことはありません。すぐれた大工たちは身近にいます。若い世代も育っています。ただ、その存在が見えにくいだけです。
木は天然素材ですから、乾燥後も変形して、割れや反り、ねじれなどが生じることがあります。ワークショップ「き」組には、そうした木の性質やクセを見抜き、適材適所に木を用いることができるすぐれた大工たちが参加しています。また、家づくりには大工とともに、鳶、屋根、板金、左官、電気、水道、建具、畳などさまざまな職方が関わります。その数は27職と言われますが、ワークショップ「き」組には、そのすべての職種に腕自慢の仲間がいます。

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