![設計者の役割[1]](images/photo_22.jpg)
日本の山の木を知っている。伝統的な大工技術を熟知している。そんな設計者がワークショップ「き」組にはいます。だからこそ、住まい手のライフスタイルに合った希望を整理し、職人の技術が発揮されやすい形に、まとめあげることができるのです。みなさんと山や職人との「つなぎ役」としてお役に立てるはずです。
![設計者の役割[2]](images/photo_23.jpg)
地震や台風に耐える丈夫な家づくりには、しっかりとした骨組みをつくることが第一です。金物に頼らない、木と木が組み合う粘り強さを生かし、がっちりとした架構をお約束します。また、構造的な安全性を検証するための構造計算、用途地域など法規のチェックなども設計者が行います。ご家族のライフスタイルに合わせ、家を建てる時のことだけでなく、将来的な家族構成の変化をも見据え、長期のライフステージを計画します。また、間取りと架構を一致させることで木材の寸法や施工にかかる手間を経済的に整理します。
![設計者の役割[3]](images/photo_24.jpg)
家づくりには、限られた予算をどのように使ったらよいかという「コスト配分」が大事です。通常、工事費は工務店が算出するものですが、ワークショップ「き」組では見積りが実行可能なものになるまで、設計者が責任をもって積算や査定を行います。つねに、ガラス張りの見積りで、適正な価格をお約束します。
設計通りに進行するための「現場監理」は設計者の大切な仕事です。工事が始まってからさまざまな画面でその都度、妥協のない精度を維持するために施工者への指示を出したり、予算を調整し直す「コストパフォーマンス」を行います。また、山の木の購入から製材運搬、無事に大工の手に渡り、一軒の家にできあがるまでの進行役としても監理をします。