2005年｢岩崎邸自力建設お手伝い･スケッチ旅行｣
2005年11月2日
「木組のデザインゼミナール」のメンバーで、茨城県八郷町にゼミ旅行に行ってきました。
1日目は岩崎駿介さんの自力建設のお手伝いに、2日目は八郷町の民家散策とスケッチを楽しみました。
岩 崎さんは30年前、横浜市の都市計画で活躍し、その後国連やNGOで第三世界の人々のために力を尽くした人です。著書「地球人として生きる」では、自分達 の生活がいかに第三世界の人々の苦労の上に成り立っているかを気づかせてくれます。第三世界に迷惑をかけないようにと、いまは八郷町で自給自足の生活を 送っています。自邸を夫婦お二人で自力で建設されているのもそのためです。
私たちも、お二人から様々なことを学び、また少しでもお手伝いができればとの思いから今回の旅行の企画を立てました。
建設中の岩崎邸は自力建設と聞いても信じられないほどの施工精度で仕上がっています。当たり前ですが、われわれも気を引き締めてとりかからなくてはなりません。
今回お手伝いしたのは、以下の工事です。
・コンクリート立ち上げ壁の型枠作成
・階段のコンクリートパネル作製
・配水管設置
・2階部分の墨だし
・土間コンクリート打ちの下準備
八郷町は農家が栄えていて、立派な民家が多く残ります。茅葺民家も多く、民家散策も観光のひとつです。
西光院のお堂にも行きました。懸け造りの立派な建物です。
スケッチは松井画の八郷の農村風景。ほんとうにのどかでよい町です。