2004年度「木組のデザイン」ゼミナール
2004年12月12日
第7回(最終回) 12月12日
本日はとうとう最後の授業です。受講生の皆さんには自宅で課題の模型とプレゼンテーション資料を作ってきていただき、その発表と講評を行ないました。午前中はパースの講義を行い、簡単なスケッチパースを練習。皆で室内の風景をスケッチしました。そしていよいよ課題発表。これまでの集大成と思うと緊張します。受講生一人一人がそのコンセプトから説明を行ないました。講師から叱咤激励されつつ、皆さんなかなかの仕上がりだったのではないでしょうか。
今回のゼミを糧に、皆さんのますますのご発展を期待しています。
第6回 11月14日
受講生の一人が、ゼミで作製した模型をもとに、地元のグループで地場産材を使うプロジェクトの融資が得られるかもしれないという話をきっかけに、講師と受講生のフリートーキングが白熱。近くの山の木をつかう運動や、山、職人との協働は、このゼミの目指すところです。そういった地域のグループが今後も増えていかなければなりませんね。
木組講座:
宮越氏による耐力壁、水平構面の話。木の建築フォラム主催 耐力壁ジャパンカップの映像を見ながらの講義は興味深く分かりやすいと好評でした。今年の決勝戦は12月4日だそうです。次にTSウッドハウスで最近発売された、民家倒壊実験のDVDを見ながらディスカッション。実大試験なので倒壊の様子がよく分かります。今回はより専門的な内容となり、実務経験者には特に参考になったのではないでしょうか。
木組の醍醐味である軸組模型の作製に取りかかりました。
木拾いにより各自申請した本数の模型用角材をもらい、伏図、施工図を元に上棟を目指しました。奮闘している受講生の間を講師が巡回し、指導。一日で上棟した人はいませんでしたが、講師も驚くほどの集中ぶりでした。
第4回 9月12日
今回は軸組を理解するため、伏図を学びました。
美術講座で軸組模型の作製を行う予定でしたが、丸一日伏図の説明と作成に費やしました。第1回の講義で作成した各自のプランで伏図を作っていきます。講師が受講生を一人一人回って巡回指導を行いました。
伏図の完成と木拾いが次回までの宿題です。
第3回 8月1日
美術講座はデッサンの続きを、木組講座は「地盤・基礎」「土台」を学びました。
デッサンは素材の違いをいかに表現できるか、どう魅力的に見せるかの勉強なります。午後には宮越講師が「地盤・基礎」、小林講師が「土台」を講義。受講生も慣れてきて、質問が活発になりました。
第2回 7月11日
今回より美術講座・木組講座が本格的にスタートしました。美術講座では静物デッサンを通して「構図」「素材感」「陰と影」「遠近法」について学びました。木組講座では[私家版]仕様書を教科書に講義を進め、「木材について」と「架構について」を学びました。
第1回 6月20日
木造住宅の演習課題を一日かけて行いました。
発表会、講評まで、受講生の皆さん熱心に受けられていました。小林講師による間取りのモジュールの説明は分かりやすいと好評でした。