木組ゼミ2015入門コースは盛況でした
2015年8月11日
「木組のデザイン」ゼミナール2015は、全国から受講生が集まりました。
遠くは富山から、近くは神奈川県から「木造を一から学び直したい」という設計者と工務店の方々です。
美術大学出身の講師がデッサン、色面構成、立体構成を教えています。 「木組の家」を学ぶ勉強会ですが、「木組」も「美術」も「技術」です。 意匠も性能も文化的も「美しい建物」という目標のために、木組ゼミでは入門コースを美術からはじめています。
また、今年は優れたデザインを手がける建築家をお呼びして、 デザインの源について、お話いただきました。
リオタデザインの関本竜太さんは、設計の着想から、設計事務所運営の考え方まで、 たのしく講義していただきました。
若原アトリエの若原一貴さんは、ご自身の設計した建物を一棟づつ、 その設計に至る経緯から、じっくりとお話いただきました。
泉幸甫さんの講義では「工業化と手作りの狭間で」というテーマで、 建築の工業化の歴史から、手仕事・手作りの良さをどう建物にしていくか、 ご自分が建築をはじめた頃のお話から紐解いてくださいました。
午前は美術を学び、夕方からは建築家の美しい家の話を聞くことで、 受講生の方々の中に、何かいきいきとしたものが芽生えていればと思います。
9月からは「上級コース」で木組の家づくりの実務を学び、 伏図と軸組模型の作成を通して、しっかりと体得します。
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